【業界動向】

米Napsterが10億ドルの和解案~今夏にも月額2.95ドルの有料サービス導入へ

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http://www.napster.com/pressroom/010220-qanda.html

 オンライン音楽交換サービスの米Napsterは21日、大手レコード会社との著作権侵害訴訟の和解案を公表した。大手レコード会社や作詞作曲家、独立系レコード会社、アーティストなどの著作権所有者に、今後5年間で総額10億ドルを支払うという内容だ。

 和解案では、1年間に大手レコード会社に1億5,000万ドル、独立系レコード会社やアーティストなどに5,000万ドルを支払う。これらの著作権使用料料は、Napsterで交換されるファイルに応じて分配される。この資金を得るため、同社は会員制の有料サービスを導入して利用料金を徴収する。料金はまだ決定していないが、交換ファイル数に制限を設けた「基本会員」で月額2.95ドルから4.95ドル、制限のない「特別会員」で月額5.95ドルから9.95ドルに設定する予定。

 同社はこの有料サービスを今夏にも開始する予定。まずは販促サービスとして、接続速度を128kbpsに制限して提供する。新サービスでは、会員が交換した音楽をCD-Rに焼いたり、携帯型プレーヤーに転送するためには追加料金を支払うことが必要となる。

 同社のCEOを務めるHank Barry氏は「これまでの6カ月間にわたって、大手レコード会社および米レコード協会との非公式な協議で述べてきたように、当社は着実に収入を得られるビジネスモデルを持っている。レコード業界が我々と同じテーブルにつくことを期待して、そのビジネスモデルと技術を公表した」と説明。

 また、Napsterと提携する独Bertelsmann eCommerce GroupのAndreas Schmidt社長兼CEOは「Napsterが得られる収益の可能性は空前のもので、それを抑えようとする代わりに、この可能性を生かす道を考えはじめる時だ」とコメントしている。

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(2001/2/21)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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