|
|
インターキュー株式会社は、PCなどの“壁紙”を用いた事業を行なう新会社「壁紙ドットコム株式会社」を設立、2月27日よりサイト「壁紙ドットコム」で、壁紙配信サービスを開始すると発表した。
このサービスはPCのデスクトップに表示する壁紙や、携帯電話の待ち受け画面の配信を主体としているが、特色はその仕組みにある。暗号化された壁紙ファイルをダウンロードして、「壁紙チェンジャー」という専用ソフトを用いて使用する形なのだ。壁紙用のファイルは「壁紙チェンジャー」を使ってのみ閲覧、表示が可能で、ユーザーが直接壁紙ファイルを開いたり、改ざんすることは不可能。また壁紙ファイルをWindowsの「画面のプロパティ」から表示させることもできない。このソフトを使うことで、肖像権や著作権を侵害される恐れのない壁紙配信が可能になるという。これによって安全なコンテンツ流通形態を確立し、コンテンツフォルダーが安心して壁紙配信できることを狙う。
壁紙ドットコムでは、サービス開始当初は約600点、3月いっぱいで約1,000点の壁紙の配信を予定し、一部は有料での提供となる。壁紙の内容はアニメキャラクターやレースクイーン、アイドルといったラインナップを中心に、広いジャンルで提供する予定だ。サービス開始当初は株式会社ディジット、イマジニア株式会社などが壁紙用コンテンツの提供を行ない、追ってタレント事務所なども参加する方向という。
なお、「壁紙チェンジャー」は当面Windows版のみで、追ってMacintosh版の提供も検討していく。また配信技術は株式会社エム研が壁紙ドットコム用に独自開発した肖像権・著作権保護技術を用いている。
(2001/2/26)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]