【新製品】

米Intel、タブレット型ネット端末の詳細を公開~今年後半に出荷予定

■URL
http://www.intel.com/home/webtablet/

 米Intelは26日、米国で開催中の開発者向けカンファレンス「Intel Developer Forum」の席上で、無線を使ったタブレット型インターネット端末「Wireless Web Tablet」の技術的な詳細を明らかにした。端末は、今年開かれた展示会「International Consumer Electronics Show(CES)」においてコンセプトモデルが発表されている。

 この「Wireless Web Tablet」は“母艦”となる家庭のPCとインターネット接続を共有するだけでなく、そのPCのプロセッサパワーや接続されたプリンターをも共有し、家の中でどこでもインターネットを利用できる製品となる。  CPUには32ビットのStrongARM SA110プロセッサが採用され、電力を消費するハードディスクは使わずにIntelのStrataFlashメモリが内蔵された。OSは「VxWorks」、さらにソフト環境としてWindRiverの「WindStorm」、「Personal Jworks」、Espial社の組み込み型ブラウザー「Escape」、Espial Espresso GUIツールキット、オーディオソフトウェアとしてBeCommの「Strings」が採用された。

 どのような理由でこうした部品が採用されたかについてIntelのInternet Tablet Operationマーケティング部長のMichael Reed氏は「人の心を揺り動かすようなワイアレスインターネットを体験できるように、Intelは電池が長持ちする上に、小さくて、軽く、高パフォーマンスのデバイスが実現できるようなテクノロジーを選択した」とコメントした。Intelでは今年後半に北米でこの製品を出荷する予定であることも明らかにした。

(2001/2/27)

[Reported by taiga@scientist.com]


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