【業界動向】

ソニーなど4社、映像コミュニケーション分野で新会社設立

■URL
http://www.sony.co.jp/ (ソニー)
http://www.sony.co.jp/sd/index.html (ソニーマーケティング)
http://www.ctc-g.co.jp/ (伊藤忠テクノサイエンス)
http://www.school.ctc-g.co.jp/ (シーティーシー・テクノロジー)

左からソニーマーケティング会長・小寺淳一氏、新会社社長・池和夫氏、CTC社長・後藤攻氏

 ソニー株式会社、ソニーマーケティング株式会社、伊藤忠テクノサイエンス株式会社(以下CTC)、シーティーシー・テクノロジー株式会社(以下CTCT)の4社は28日、ブロードバンド時代に向けた映像コミュニケーション分野でトータルサポートを行なう新会社「ソニーブロードバンドソリューション株式会社」を4月1日付けで設立すると発表した。資本金は16億4,000万円。出資比率はソニーが32%、ソニーマーケティングが28%、CTCが30%、CTCTが10%。

 新会社では、情報ネットワークシステム構築のノウハウがあるCTCと業務用カメラおよびVTRなどのAV領域でノウハウを有しているソニーとが双方の強みを活かし、AVコミュニケーションコンテンツ制作・伝送・蓄積システムの構築を中心として事業を行なう。具体的には、システム提案・設計・販売・構築からアプリケーション開発、コンサルティング、保守・メンテナンスまでトータル的なサービスを企業を対象に提供していく。ブロードバンド化の急速な進展とともに、テレビ会議やIR活動といった企業内コミュニケーションや双方向授業などインターネットを使った双方向のAVコミュニケーションへのニーズはますます高まっている。新会社では、ブロードバンドネットワーク時代に向けた企業の取組みを始めとし、医療・文教にいたるまでは幅広い分野でAVコミュニケーションをサポートしていくかまえだ。

 新会社の設立について、池和夫社長は「映像とネットワークのマッチングを実現していき、映像コミュニケーションにおけるトータルソリューション提供事業で業界リーダーをめざす」と抱負を語った。新会社では、2001年までに130億、2005年には500億の売上を目指していく。

(2001/2/28)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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