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オンライン広告配信の米DoubleClickは5日、インターネットのインフラサービスを提供する米comScore Networksと提携し、オンライン広告の視聴率測定ツールを投入すると発表した。その第一段はcomScore製のツール「netScore」で、DoubleClickが顧客の広告主や広告代理店、Web出版者などに独占的に販売していく。
netScoreは、comScoreが抱える150万人の「オプトイン」ユーザーを利用する製品。これらユーザーから許可を得て、家庭や職場、学校などで、Webトラフィックやオンラインショッピングなどの動向を監視するものとなる。
既存の格付けサービスが、サンプル量が適切でなかったり、消費者の全分野からの選択が適切でなかったりするのに対し、netScoreサービスでは、多数のユーザーから直接データを得ることで精度を高められるとしている。
また、netScoreでは、サイトを訪問する利用者の平均的なオンライン総支出額指数「Buying Power Index (BPI)」を測定することも可能。これにより、実際のオンライン支出額に基づいて、利用者の価値を知ることができる。この指数を参考にして、Webサイト運営者広告を効率的に配信できるようになるとしている。
(2001/3/6)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]