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■URL
http://www.happycom.co.jp/
戸田江里子社長
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株式会社ハッピーコムは、全国の主婦ネットワークを通じて、パソコン体験イベントや自治体・教育期間IT講座の受託開催などのサービスを開始する。ハッピーコムは株式会社ジャストシステムの浮川初子専務の協力により、生活者へのIT教育の展開を目指して今年1月に設立された。浮川氏は会長を務めている。
具体的には、法人化に先立ち昨年10月より運営している「ホームフレンズくらぶ」を本格展開していく。本サービスはジャストシステムの家庭用統合ソフト「ジャストホーム」を教材として利用し、「目指せ!デジタルデビュー」をキャッチフレーズに主に初心者を対象としたパソコン入門イベントを行なうものだ。ホームページでは、「ホームフレンズくらぶのサークル」の紹介やイベントスケジュールを掲載しているほか、掲示板などのコミュニティ機能も提供している。講師には全国的に組織化された「ナビゲーター」と呼ばれる主婦スタッフが就任、パソコンの単なる操作方法だけでなく生活に活用できる具体的な利用方法を教育している。すでに首都圏を中心として「ナビゲーター」を100人組織化しており、今年中に全国で250人の養成を目指し、受講生2万人を獲得したいとしている。
このほか、ハッピーコムでは、自治体・教育機関IT講座の受託開催などのIT教育事業やパソコン指導者育成講習会、教材カリキュラム製作、アンケートによる生活者実態調査などIT教育に関するサービスを総合的に行なっていく。また、将来的には、ナビゲーターや受講者のネットワークを企業のマーケティング活動などに活かしていくかまえだ。
浮川初子会長は「ハッピーコムではアプリケーションを教えるのではなくデジタル生活を教えるのが仕事」と述べ、戸田江里子社長は、「誰もがパソコンなどを活用してよりよい生活を送れることを支援していきたい」と抱負を語った。なお、ハッピーコムでは売上目標を、今年度5,000万円、3年後に3億円としている。
(2001/3/6)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]