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東京めたりっく通信、会員に100MBのサーバースペース
ホームビデオなどストリームコンテンツの公開が可能に

■URL
http://www.metallic.co.jp/news/2001/0306.html

 東京めたりっく通信は6日、既存の常時接続サービス「ADSLシリーズ」をリニューアルし、ブロードバンド向けの各種機能をあわせて提供する「meta+Basic」サービスに移行すると発表した。従来通りの月額料金のままで、ウェブスペース容量やメールボックスを拡張、大容量データのやりとりに対応する。

 meta+Basicで新たに提供されるのは、ストリームコンテンツにも対応した100MBのサーバースペース「BroadStreamWeb」と、メールボックス容量が無制限という「BroadMail」。子供のピアノ発表会や結婚披露宴など、会員がDVで撮影した映像を自身のウェブサイト上で公開したり、そのファイルをメールで送信するといった利用を想定している。いずれも月額料金内の標準機能として提供するほか、サーバー容量を1GBにまで拡張できる「BroadStreamWeb Heavy」も初期費用1万円、月額料金9,800円のオプション機能として用意した。BroadStreamWebは、Real Player、QuickTime、Windows Media Technologiesの各フォーマットに対応する。

 これまでブロードバンド向けのストリーミングコンテンツと言えば、ユーザーは専ら見る立場だったが、meta+Basicはそれを逆転するサービスと言える。「アマチュアの方が撮り溜めされた映像を発信するなど、“みんなが作って誰かが見る”式のインターネットらしい構造を推進していきたい」(東京めたりっく通信広報室)としている。なお、meta+Basicでの新機能が付加されるのはADSLシリーズのみで、「Advanced ADSLシリーズ」と「SDSLシリーズ」は対象とならない。

 東京めたりっく通信では「いよいよ普及しはじめたブロードバンドをどう使うか、というところに重点」を置きながら、このほかにもコンテンツやアプリケーションなどのサービスをmeta+シリーズとして順次提供していく計画だ。まずは、1Mbps以上の高画質ストリーミングコンテンツを配信する「meta+Broadcaster」を開始する。具体的なコンテンツプロバイダーは明らかにされていないが、音楽や映像、教育、旅行、コミュニティ情報など10~30のチャンネルを予定しているという。当初は試験期間として無料で提供し、半年後をめどに商用化する考えだ。

(2001/3/6)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp