市場直送の花束を翌日配送！　「フラワーファーム」

■URL
http://www.flowerfarm.co.jp/
http://www.proflowers.com/ (米Proflowers)

ホワイトデー用の特製パッケージ

　米Proflowers社の日本法人であるフラワーファーム株式会社は、Webサイト「フラワーファーム」でオンラインの生花販売を開始した。

　フラワーファームのウリは「フレッシュ・スピーディ・リーズナブルな生花宅配サービス」だ。通常の流通ルートでは、生花は市場の競りから数日後に消費者が購入できる形となるが、ヤマト運輸株式会社や株式会社大田花きとの提携で、日本最大の生花市場、大田市場で競り落とされた花を当日中に梱包・出荷し、翌日か翌々日にユーザの手元に届けられるサービスを提供する。米国では生産者と直接取引きして安価で速い生花宅配を行なっているProflowersだが、日本では各生生産者の規模があまり大きくない点、また一年を通じて安定した供給を図る点から、大田市場を利用する形となった。通常の生花配達サービスの60～70％に抑えた値段で提供するほか、送料込みの価格を呈示し、分かりやすさも狙う。

　同社代表取締役の長田有喜氏は「日比谷花壇や第一園芸などはリアル店舗を多数持っていて、花が好きな人が利用するところ。日本では、奥さんに花をプレゼントすれば喜ぶだろうけれど、自分ではなかなか……、と言う人が多い。フラワーファームではそういった花屋さんに行くのが恥ずかしい、時間がないという人たちに向けて、わかりやすく親切なサービスを提供していく」と発言。このコンセプトから、「ホワイトデー用」「進学・卒業のお祝い用」など目的別に商品をピックアップしたり、「赤のイメージの花」「白のイメージの花」など色で商品を探せる検索機能も設けている。商品は常時20～40種類が揃い、市場の状況に応じて毎日更新されるという。

　フラワーファームでは今後ポータルサイトなどへのリンクや出店を行ないながら、まず生花販売の1つのピークである「母の日」に向けて認知度を高めていく方向だ。

(2001/3/7)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]