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■URL
http://www.jupiterjapan.co.jp/press/2001_03_12.html
米市場調査会社のJupiter Researchは、日本のブロードバンド・アクセス利用世帯が2005年に全インターネット接続世帯2,200万世帯の40%に相当する860万世帯になるとの予測を発表した。
Jupiterは日本のブロードバンドユーザー数が成長する理由として、サービスエリアの拡大や価格の低下、魅力的なコンテンツの増加を挙げている。調査結果によると、月額5,000円の料金水準ではブローバンドの利用意向を示したユーザーは4分の1に過ぎないが、月額4,000円では約半数が、3,000円では4分の3が利用したいと回答しており、低価格化の実現によって需要の顕在化が期待できるとしている。
また、ブロードバンドユーザーはショッピングやゲームなど、すべてのインターネット利用実績においてナローバンドユーザーを上回っているうえ、利用日数も多くなっているため、インターネットを使ったビジネス展開を考える企業にとって、有望なターゲットとなると分析している。
さらに、ブロードバンドを生かしたコンテンツは、すでにストリーミングによる映像・音楽などのエンターテインメントを中心に多数提供され始めているが、今後特に、ブロードバンドユーザーの増加にともなって、P2P型のコミュニケーションツールの利用が普及していくと見ている。
Jupiterでは、ブロードバンドの活用にあたり、各企業はブロードバンドで何ができるかではなく、ブロードバンドの何を使えばユーザーの利便性が最も向上するのかを考える必要があることや、ユーザー・セグメントに合わせたアプリケーションの開発も有効なアプローチになるとアドバイスしている。
(2001/3/13)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]