【業界動向】

米Transmetaが「Mobile Linux」をオープンソースに

■URL
http://investor.transmeta.com/news/20010313-34047.cfm
http://midori.transmeta.com/

 米Transmetaは13日、組み込み向けの軽量Linux「Mobile Linux」を「Midori Linux」と改称し、オープンソース化すると発表した。同社は「Midori Linux Project」を立ち上げ、ソースコードを「GNU General Public License (GPL)」に基づいて、同社サイトで無料配布している。

 Midori Linuxは、日本語の「緑」にちなんで名付けられ、環境に優しい低消費電力Linuxの特徴を表したという。x86互換プロセッサ上で動作し、モバイル機器だけではなく、広範な用途に適しているとしており、これまでに、米Gatewayがインターネット専用端末「Connected TouchPad」に採用しているほか、米FiberCycleの超高密度サーバーなどにも採用されている。

 同社のDavid R. Ditzel副会長兼CTO(最高技術責任者)は「Midori Linuxは、Linuxとの完全な互換性や低消費電力、低発熱量、軽量といった利点を求めるあらゆる用途にとって魅力的なものとなるだろう」とアピールしている。

(2001/3/14)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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