【調査結果】

米国で低所得層のインターネット利用者が増加~米Nielsen//NetRatings調査

■URL
http://www.nielsen-netratings.com/

 インターネット視聴率調査会社の米Nielsen//NetRatingsは13日、低所得層のインターネット利用者が他の層に比べて急速に増加しているとの調査報告を発表した。これは、2001年2月における米国のインターネット視聴率を分析したもの。

 同調査によると、年収2万5,000ドル以下のインターネット利用者数は2月現在で約630万人で、前年同月の430万人に比べて46%の増加。インターネット利用の大衆化が進んでいることを表している。一方、年収5万~7万4,999ドルのインターネット利用者数も前年同月比で42%増加して3,000万人に達し、米国のインターネット人口中、最大の層を形成している。また、年収2万5,000~4万9,999ドルのインターネット利用者数は前年同月比40%増の2,600万人に達した。全体的には、インターネット人口は1年間で29%増加した。

 NetRatingsのディレクターを務めるT. S. Kelly氏は「他のメディアと同様、インターネットを最初の導入したのは、パソコンやISPへの接続費用を支払える高所得層だ。パソコンやインターネット接続の費用が下がるにつれ、低所得層へのドアが開かれた。携帯電話や携帯端末、ゲーム機など、新しいインターネット機器の登場により、広範な層に導入され、デジタル格差の解消を促進している」と分析している。

(2001/3/14)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp