【業界動向】

米MicrosoftなどがWebサービス記述言語「WSDL」をW3Cに共同提出

■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2001/Mar01/03-15WebServicesPR.asp
http://msdn.microsoft.com/xml/general/wsdl.asp

 米Microsoftは15日、米IBMなどとともにW3Cに共同提出したWebサービス記述言語仕様「Web Services Description Language (WSDL)」をW3Cが承認したと発表した。WSDLはWebサービスの中核技術で、「.NET」フレームワークや「Visual Studio.NET」、「SOAP Toolkit」などに組み込まれている。

 WSDLは、Webサービスを連係する仕様「SOAP」を拡張したもので、自動的な「対話」によって、開発ツールやインフラなどにWebサービスを容易に組み込めるようにする仕様。現在、共通の構造化された手法でコミュニケーションを記述することが重要となっている。WSDLではこの問題を取り扱うため、ネットワークサービスをXML文法で記述したものだ。

 MicrosoftのXMLアーキテクトを務めるAndrew Layman氏は「オープンな標準仕様は、Web上でサービスを統合するのに重要なものだ。WSDLはWebサービスを記述するためのオープンで拡張性のある、プラットフォームに依存しない手法を提供する」と説明している。

 Microsoftと共同でWSDLを提出した企業は、IBMのほか、Ariba、Commerce One、Compaq、HP、Intel、Oracle、VeriSign、富士通、独SAPなどの24社。

(2001/3/16)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net / yuy@ATTglobal.net]


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