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オンラインマガジンの米Salon.comは20日、従来のバナー広告より大きいサイズの広告を導入すること発表するとともに、広告のないバージョンのコンテンツを有料で提供する計画を明らかにした。
Salon.comが発表したこの新しい広告は、336×280ピクセルの長方形のフォーマット。最近CNETがこの新しい形式の広告を導入したことで広告・メディア業界で話題になった。最近の調査会社の報告によると、この新しい種類の広告では、視聴者がより多くの時間を広告を見るのに費やしており、従来のバナー広告よりもブランド効果が3倍も高かったとしている。このサイズの広告ではHTMLだけでなく、Flashなどのリッチメディアもしばしば利用される。すでにIntelとLexusがSalon.comのこの新しい広告の広告主になることを了承しているという。なお、このサイズ(336×280ピクセル)は、2月末にオンライン広告の業界団体「Internet Advertising Bureau(IAB)」が公表した広告バナーの新ガイドラインにも含められているサイズである。
こうした新しい広告を導入することについてSalon.comの最高経営責任者Michael O'Donnell氏は「われわれが2,000億ドルの広告市場でシェアを確保するには、インターネット広告はより円熟する必要があり、テレビ放送や印刷物での広告と競争できるようでなければならない」と語った。
Salon.comはさらに、この巨大な広告を表示しない代わりに有料でコンテンツを閲覧できるようにするサービスを4月をめどに投入することも明らかにした。有料購読者は、Salon.comのコンテンツの中にバナー広告やポップアップウインドウなどのすべての広告が表示されないメリットを受けるほか、有料購読者だけのためのコンテンツを見ることができる。さらにオフラインでSalon.comのコンテンツを見ることができるようなダウンロード機能や、印刷しやすいようにする機能なども有料購読者向けに提供される予定だ。
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(2001/3/21)
[Reported by taiga@scientist.com]