フレッシュアイ、複合検索要らずの「スーパーずばリンク」を開始

■URL
http://www.fresheye.com/

検索結果に「スーパーずばリンク」が登場する。宇多田ヒカルを検索してみた

　株式会社フレッシュアイは、検索目的を先読みする新しい検索機能「スーパーずばリンク」を3月23日より開始する。
　「スーパーずばリンク」は、検索の課程で、ユーザーが結果を絞り込んでいく傾向を分析、そのデータから検索キーワードに対する本当の検索目的を先読みして、求められる絞り込みキーワードと、各目的に最適なサイトを結果に一覧表示するものだ。
　たとえばユーザーが「東京」というキーワードで検索する場合、実際に求めている情報は東京の観光情報、東京のリサイクル状況、東京都内の公立図書館といった形で、探す人によってさまざまな目的がある。現状では、ユーザーが複数のキーワードを入力してAND検索などを行なうことで、希望の情報を見つける場合がほとんどだ。「スーパーずばリンク」では、この目的のバリエーションを自動的に判断し、検索キーワードを1つ入力するだけで、求めている情報に辿りつくことを狙ったものだ。また、書籍やCD、交通などの専門情報は、外部の専門データベースと提携し、外部データベースでの検索へスムーズに移行できる特徴もある。

　例として「アメリカ」で検索すると、まず「公式情報」として、アメリカ大使館や州観光局の情報、次いで「アメリカに出かける」として、各航空会社や旅行代理店のリンクがある。このうち「ツアー検索」をクリックすると、アメリカ方面の旅行商品検索ページへ飛び、そのまま検索ができる。さらに「アメリカ愛好家サイト」として個人サイト、「アメリカを楽しむ」としてカントリーミュージックやNBAのリンク集、そして「アメリカで生活する」として、留学や海外生活の情報へ飛ぶという仕組みだ。これが芸能人、例えば宇多田ヒカルの場合、公式サイトやファンサイトに加えて、宇多田ヒカルのCD・ビデオを検索できるオンラインショップや、出演テレビ番組を検索できるサイトと連携している。

　フレッシュアイでは、当初はトラベル・芸能人・グルメ・音楽・健康と医療といった、入力頻度の高いカテゴリーのキーワードから開始する。今後はユーザーの意向を取り込みながら対応キーワードを拡大し、夏までには検索キーワードの約50％を「スーパーずばリンク」に対応させる予定だ。

(2001/3/22)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]