【業界動向】

シンガポール発の国際標準IT教室「インフォマティクス」が登場

■URL
http://www.informatics.co.jp/ (準備中)
http://www.informatics.edu.sg/ (Informatics Holdings)

PurpleTrainの英語版デモ画面
 株式会社インフォマティクスジャパン(以下インフォマティクス)は、7月からスクールとオンラインを併用したIT教育事業を開始する。

 同社はシンガポール企業のInformatics Holdings(以下Informatics)と、日本の株式会社エスピージェーシーアンドカンパニーの合弁会社だ。
 InformaticsはIT教育を専門とした企業で、1983年の設立後、現在世界32ヶ国に320ヶ所以上の教室を開催しており、2000年だけで45万人以上の修了生を輩出している。現在、その科目は1,000コース以上あり、初めてPCに触れる人から研究者の育成まで、幅広い内容のプログラムを提供している。同社はイギリス政府から公認のコンピュータ資格学習プログラムとして認められているほか、アジア地域ではIT教育における標準プログラムとなっているという。また1999年からはオンラインラーニングシステムとして「Purple Train」を開始し、Webサイトから実際の教室と同等の内容のプログラムを受講できるサービスも提供している。
 このいわば「国際標準」といえるInformatics社のIT教育プログラムを、日本で展開するのが今回の事業となる。

 具体的には、7月に東京に「インフォマティクス・コンピュータースクール」を開校。年内に名古屋、大阪、広島など国内で12校を開校し、直営とフランチャイズの形態で運営する。また同じく7月にサイト「パープルトレインドットコムジャパン」を開設し、Webベースドトレーニングを提供、生徒が通学とオンラインのどちらからでも学べる環境を作る。サービス開始後1年は通学7割、オンライン3割の構成だが、5年後までには通学とオンラインの割合を五分五分にする方向だ。またインフォマティクスの教材やプログラムを、企業や他のスクールにライセンス提供する事業も併せて展開する。開設予定のコースや料金は検討中という。
 インフォマティクスではスクールを5年間で120校に拡大する方向で、初年度8億円の売上げを見込んでいる。

(2001/3/22)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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