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■URL
http://www.gnu.org/fsf/fsf.html
http://www.stallman.org/
21日(ブラジル時間)、「Free Software Foundation」の創設者で代表をつとめるRichard M.Stallman氏がブラジル議会でフリーソフトウェア、著作権の倫理、ソフトウェア特許の危険性などについて講演をした。
今回の講演はStallman氏はブラジル国会議員Walter Pinheiro氏のゲストとしてブラジル議会に招かれたもの。ブラジルは、現在ラテンアメリカではIT分野が最も成長している国で、ソフトウェアへの需要と関心の高まりの中でフリーソフトウェアへの関心が非常に高いという。
Stallman氏は講演の中でフリーソフトウェアの倫理的、実用的な重要性を強調し、それによって他の開発者たちにはソフトウェアを検査し改良する自由が与えられるものであることを指摘した。また、著作権や特許などの問題についても議論し、それらがどのようにユーザーやプログラマーの自由につながっていくかということに言及した。
Stallman氏は「私はここブラジルでフリーソフトウェアが実用的で経済的なものであるだけでなく、社会的で政治的な問題であるとの関心の表れを発見した。ここで私が会ったプログラマーやユーザーは、フリーソフトウェアが表している“自由”という考え方を素早く受け入れてくれた」と感想を述べた。
今回ブラジル議会で講演したのはStallman氏だけでなく、GNU Privacy Guardを開発したWerner Koch氏も議会で講演し、コンピュータプライバシーとフリーソフトウェアの関係について話した。
(2001/3/22)
[Reported by taiga@scientist.com]