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■URL
http://www.verisign.co.jp/domain/index.html
日本ベリサインは22日、世界中のドメインを一元的に登録・管理できる「コーポレートドメインネームサービス」を開始すると発表した。
日本ベリサインによると、現在世界で運用されているドメインは192カ所の管理機関による243種類に及ぶという。このうち82カ国の180ドメインについては、パソコンとクレジットカードがあれば誰でも取得可能なため、企業にとってはサイバースクワッティングの対象になる恐れがある。これに対し企業は、社名や商標名のドメインを取得しておくことでリスクを回避できるが、ドメインの種類が多くなれば、取得や管理の負担が重くのしかかってくる。
コーポレートドメインネームサービスは、こういった問題を解決するためのサービス。企業のブランドやトレードマークおよびそのバリエーションでどのようなドメインを押さえておくべきかという戦略の検討、対象となるすべてのドメインの登録業務、取得したドメインの更新手続きや維持費の支払いなどの管理業務を代行する。各国で支払い方法や通貨が異なるために大きな手間となっていた費用の支払いについても、日本ベリサインが一括して請求。一つの通貨でまとめて支払えるようになる。さらに、第三者によって取得されてしまったドメインについても、それを獲得するための提案作成も行なう。また、現地法人が必要などの登録制限がある110カ国のドメインについては、必要な手続きの調査や登記取得のためのサポートも行なう。
なお、同サービスは、日本ベリサインのサービスとして提供するのは今回がはじめてとなるが、米国では、VeriSignが買収したNetwork Solutionsのサービス「idNames」として以前から提供されていたものだ。
(2001/3/22)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]