【業界動向】

米EMusic、Napsterで不正交換される楽曲を自動監視するソフトウェアを稼働

■URL
http://www.emusic.com/s=405823abaad4d9b6bc4;/about/pr/pr158.html

 オンライン音楽配信の米EMusicは22日、同社が著作権を持つMP3音楽が同意を得ずに米Napsterで交換されていないかを調べることができる「自動監視ソフトウェア」を稼働させたと発表した。不正に使用されている楽曲があれば、この監視ソフトウェアが自動的に曲名をNapsterへ通知する。

 EMusicはNapsterに対し、同社が著作権を持つ3万5,000曲について、7万5,000の異なるファイル名を通知している。Napsterは指定された楽曲を72時間以内にフィルタリングして遮断するよう米連邦地裁に命じられている。

 EMusicのGene Hoffman社長兼CEOは「このソフトウェアにより、スペルミスなどの変種を含め、著作権侵害のファイル名を効果的に探してNapsterに通知できるようになった。このような自動技術により、これまで手に負えなかった大規模な不正ファイル交換を大幅に削減できる」と語っている。

(2001/3/23)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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