【業界動向】

4月開始の新決済方式「インターデビット」の認証局が運営開始

■URL
http://www.jippa.gr.jp/ (日本インターネット決済推進協議会)
http://www.baltimore.co.jp/news_events/press/press.asp?prid=198 (日本ボルチモアテクノロジーズのリリース)

 日本インターネット決済推進協議会(JIPPA)は、4月にサービスを開始するオンライン決済方式「インターデビット」向けの認証局の運営を開始した。認証システムには日本ボルチモアテクノロジーズ株式会社の技術を利用する。
 インターデビットはSETを利用したインターネット上の即時決済システムだ。リアルのデビットカードの感覚で、オンラインショッピングなどの代金を、金融機関の口座から即時決済ができる。

 インターデビットでは、複数の金融機関がその加盟店を相互に開放し、どの銀行の口座を持った消費者でも「インターデビット」の加盟店を利用できることを基本としている。今回開始した認証局では、この機能を実現するため「ブランド認証事業」という認証を行なっている。これは異なる金融機関を利用する店舗と消費者を結ぶため、まず認証局から、各金融機関にインターデビット提供金融機関としての証明書が発行される。次にこの証明書に基づき、各金融機関が消費者・加盟店に対して証明書を発行する。この2ステップの証明書から、消費者と加盟店が互いにインターデビットに対応していることを認証し、決済が可能となる仕組みだ。

 インターデビットは4月後半から正式サービスを開始する予定で、サービス開始時には富士銀行と郵便貯金が参加、その後1年で対応する金融機関を20~30行に展開するという。サービス開始時の対応店舗数は約200店となる。

(2001/3/27)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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