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■URL
http://www.netzero.com/about_us/20010329qualcomm_brew.html
米無料プロバイダー大手のNetZeroは29日、米QUALCOMMの携帯機器用プラットフォーム「BREW」に対応する無線広告システム「HardCell」を開発する計画を明らかにした。HardCellにより、広告主が携帯アプリケーションを通じて、高度に対象を絞った広告を配信できるようにする。
HardCellの事業は、同社のインターネット接続サービスとは独立して運営される。あらゆる種類の携帯アプリケーション提供会社でこの広告ソリューションを利用可能にし、新たな広告収入源を提供するとしている。またユーザーは、関心のある広告を受け取って、広告主のWebサイトにアクセスしたり、企業に直接電話をかけたり、電子メールやショートメッセージでさらなる情報を受け取ることができるようになる。
HardCellは、ユーザーが携帯電話で娯楽やスポーツ情報を検索したり、ニュースのヘッドラインや天気予報を調べたり、ゲームをしている時に、広告を配信するシステム。広告主は、個々の携帯機器のグラフィック表示機能に応じて、カラーの画像や文字、アニメーションなどを含む広告を配信することができる。さらに、ユーザーがいる場所に対応した広告を配信することも可能だという。
NetZeroは広告配信により、無料のインターネット接続サービスを提供している会社。同社のMark R. Goldston会長兼CEOは「当社は設立以来、広告主が効果的にオンライン消費者に到達できるよう支援する革新的な技術を開発してきた。HardCellの開発計画、当社が初めて携帯機器向けに広告技術を拡大することを示すものだ」と語っている。
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(2001/3/30)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]