【業界動向】

イー・アクセス、NTT東西の営業活動について総務省に意見申し立て

■URL
http://www.eaccess.net/jp/info/pr010402-a.html

 イー・アクセス株式会社は4月2日、NTT東西が自身の立場を利用して顧客勧誘などで優位に立っているとして、総務省に意見の申し立てを行なった。

 イー・アクセスが意見を申し立てたのは「NTT東西会社における相互接続事業者の営業情報の取扱いおよび受付体制に関する問題」と「ダークファイバ接続交渉及び手続きの遅延等における是正」の大きく2点。

 具体的には、 顧客がISDNからアナログ回線への切替工事を依頼する際の窓口である「116」番において、NTT東西は自社のサービス「フレッツADSLサービス」へ勧誘できる機会があるということと、イー・アクセスを含む他のADSL事業者と、フレッツADSLとの間でサービス提供時期について差異が生じており、競争上、または顧客の利便上、不平等性が存在していることを挙げている。

 また、ダークファイバ関連については、接続交渉の協議を開始してから回答されるまでに4カ月を要するなど「意図的な遅延行為があった」としているほか、東京23区内における接続要望区間で、接続不可とされる調査回答区間が多くあり、接続交渉の経緯から「接続の可否の判断基準に恣意性があるとの疑義を持たざるを得ない」としている。

 なお、この意見は、電気通信事業法第96条の2の規定に基いて申し立てられたもの。総務省では、実態調査を行ない、調査の結果を申出者であるイー・アクセスに通知しなければならない。

(2001/4/2)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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