【新サービス】

画像を埋め込んだメールマガジン配信サービス「メールデリバー」が開始

■URL
http://www.maildeliver.net/

 有限会社清水園芸は10日より、MHTML(MIME Encapsulation of Aggregate HTML Documents)形式メールによるメールマガジン配信サービス「メールデリバー」を開始する。メールマガジンの購読・発行ともに無料。

 MHTML形式とは、RFCで規定されているメール形式の1つで、メールに画像を埋め込んで配信できる。従来のHTMLメールを使って画像を表示させる場合、サーバー上の画像を読み込ませる必要があったが、MHTML形式ならばオフラインでも画像入りメールが読める。一般的には、MHTML形式もHTML形式メールとして扱われており、HTMLメールを表示できるメールソフトなら利用可能だ。対応画像はJPEG、GIF、PNGの3種類。

 MHTML形式メールマガジンの発行者は、Webブラウザー上で原稿のアップロードや配信予約ができる。また、専用のオリジナル表紙画像を使ってメールマガジンをアピールできる。発行されるメールマガジンには、広告が自動挿入されるが、発行者が事前に広告を選ぶことも可能で、バナー広告にも対応している。一方、読者向けには「マイページ機能」を提供する。これは、購読中のメールマガジンの一覧表示や一括解除、おすすめメールマガジンの表示や一括購読などができるというもの。

 清水園芸によると、既存のメールマガジン配信サービスにはMHTML形式に対応したところはないという。また、デジタルカメラで撮影した画像や自作のCGなどをメールマガジンとして配信できるほか、アンケートや商品注文のための入力フォームも掲載できるという。メールデリバーで配信可能なメールは100KBまでだが、発行予定者を対象にした事前調査では1通あたり30~50KB程度が多いようだ。

 なお、MHTML形式メールのセキュリティ面については、配信するまでに自動的にチェックを行ない、新たなセキュリティホールが発見された場合には、即座に対応するとしている。

(2001/4/4)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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