【調査結果】

世界13カ国の家庭ユーザーの14.3%がNapsterを利用~米国調査

■URL
http://www.jup.com/company/pressrelease.jsp?doc=pr010405

 インターネット視聴率調査会社の米Jupiter Media Metrixが5日、2001年2月における米Napsterの利用状況に関する統計調査の結果を発表とした。調査対象は、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、日本、スペイン、スイス、英国および米国の13カ国。なお、日本に関する国別のデータは明らかにされていない。

 2001年2月には、これら13カ国で家庭ユーザーの14.3%がNapsterの音楽ファイル交換サービスを利用した。ユーザーの割合が最も多かったのはカナダで30.3%。アルゼンチンの24.0%、スペインの23.8%、ブラジルの18.8%と続いている。一方、ユーザー数が最も多かったのは米国で1,360万人。続いてカナダの400万人、ドイツの190万人、イタリアの120万人の順となっている。また、利用頻度が最も高いのはカナダとスペインで、1カ月当たりの平均利用日数は6.3日。

 JupiterのアナリストであるDannielle Romano氏は「Napsterが世界的に驚くほど拡大している要因は、ユーザー志向の特徴にある。ユーザーは提供する音楽をコントロールでき、地域や言語によらずに利用できる。これは、数少ないリアルタイムの国際的文化市場の1つだ。これにより、Napsterと米レコード協会との訴訟において、利害関係の対立を強めている」と分析している。

(2001/4/9)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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