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【業界動向】

コンテンツ配信高速化のAkamaiが日本でサービス開始

■URL
http://www.akamai.com/japan/

 米Akamai Technologiesのサービスが日本でも本格的にスタートする。ソフトバンク・ブロードメディア、ソフトバンク・テクノロジー・ホールディングスとの合弁会社「アカマイ・テクノロジーズ・ジャパン」が設立された。

 Akamaiは現時点で、世界60数カ国/約560のネットワークに直結した1万台にも及ぶ分散サーバーを保有。ユーザーに近いサーバーからコンテンツを配信する仕組みを提供するとで、ウェブサイトのパフォーマンスを改善する高速化ソリューションサービスを展開している。今回日本法人が設立され、国内企業でもAkamaiの世界規模のネットワークを通じて、世界中にコンテンツを高速配信できるようになった。例えば、オンデマンドおよびライブによるストリーミング配信を高速化する「FreeFlow Streaming」では、全世界で50万ユーザーの同時接続をサポート可能だという。

 11日には東京都内のホテルで事業説明会が開かれ、アカマイの橋本太郎代表取締役社長をはじめ、米AkamaiのGeorge Conrades会長兼CEO、ソフトバンクの孫正義代表取締役社長らが出席。同社サービスの強みをアピールした。Akamaiが本格的に日本に進出したことで「日本のインターネットインフラが、スピードや信頼性の面で米国並みになる」(孫社長)と自信を見せている。

 なお、橋本社長によると、アカマイでは原則としてホスティングサービスは行なわないとしており、同社のサービスがインフラ事業者やISP、ホスティング会社などのサービス領域を奪うものではないと説明している。逆に、これらの企業とパートナーシップを結ぶことで、アカマイのソリューションと各社のサービスを組み合わせて顧客企業に提供できるようにしていく方針だ。アカマイのサービスは、このほかにもSIなどのリセラーを通じて販売される。

(左から)アカマイ・テクノロジーズ・ジャパンの橋本太郎代表取締役社長、米Akamai TechnologiesのGeorge Conrades会長兼CEO、同じくJonathan Seeling副社長兼共同設立者

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コンテンツ高速配信の合弁「アカマイ・ジャパン」設立~SBブロードメディア(FINANCE Watch)

(2001/4/11)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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