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ジュピターテレコム(J-COM)系列の25局における2001年3月末時点でのCATVインターネット加入世帯数が、18万3,400件に達したことが明らかになった。昨年3月末の2万2,000件に対して、734%の大幅な増加となっている。
多くのJ-COM系列局でインターネット接続サービスが開始されたのが昨年3月以降だったため、ちょうどこの1年間で加入世帯数が大きく増加する結果となった。また、昨年9月にタイタス・コミュニケーションズを統合したほか、今年に入って「ケーブルネットワークやちよ」などをJ-COM系列局に加えている。加入世帯数の増加には、これらの局からの統合分が大きく寄与しているのも事実だ。しかし、その分を差し引いても、インターネットの加入世帯数が10万5,400件純増しており、伸び率は479%に達する。
J-COMによると、インターネットのみの加入はまだ少なく、CATVの加入世帯がインターネットを追加契約するケースが多いという。3月末時点でCATVの加入世帯は90万9,100件あるため、引き続きインターネットの加入が増加する可能性は十分にありそうだ。ただし、今年に入ってADSLや無線などのインターネット接続サービスも急速にエリアを拡大している。これら後発の競合サービスにどう対抗していくかがポイントになる。
(2001/4/19)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]