【調査結果】

「役立つ」「面白い」などインターネットへの意識は好意的~電通調査

■URL
http://www.dentsu.co.jp/marketing/digital_life/index.html

 「便利」「役立つもの」「欲しい情報がすぐ手に入る」など好意的なインターネット観を持つ人が多いことが、電通が実施した調査で明らかになった。これは、全国の15歳~69歳までの男女を対象に「デジタルライフ全国調査」を1月19日~2月16日に実施したもので、サンプル数は1,500。

 調査では、インターネットから連想する言葉について、インターネットユーザーとノンユーザー(月2~3日以下の利用という自宅ライトユーザーも含む実質的な非利用者)にたずねている。調査結果によると、「便利なもの」「情報の宝庫」「時代の先端」についてはユーザー、ノンユーザーともに高い割合を示した。また、「生活に役立つ」「面白い」「気軽」「簡単」といった言葉では、日ごろネットを利用しているユーザーがノンユーザーの2倍以上となった。電通では、これらの項目が相対的に低いノンユーザーにとっては依然としてインターネットは敷居が高いものと捉えられており、それが「とっつきにくい」というイメージが30%近くなっている結果に顕著に現われているとしている。しかし一方では、「怖い」「時間の無駄」といった否定的なイメージは10%前後と低く、今後のインターネット普及を妨げるような根本的な抵抗感はノンユーザーの間でも少ないことが伺えると分析している。

 また、インターネットに関する代表的な意見を複数表示し同意できるものを選んでもらった設問でも興味深い結果が得られた。ユーザー、ノンユーザーともに「欲しい情報がすぐ手に入る時代がきた」「生活必需品になると思う」「世の中を大きく変えると思う」という肯定的・好意的な意見が上位に並んでいる。一方で、ノンユーザーでは「どんな情報を信頼すればよいかわからない」「個人のプライバシーを侵害すると思う」といった項目がインターネットユーザーよりも高く、情報の信頼性やプライバシー漏洩に対する懸念が少なからずあるという実態がわかった。

(2001/4/24)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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