【調査結果】

バナー広告への依存度が減少

米国のオンライン広告売上の伸び率が低下~IAB調査

■URL
http://www.iab.net/news/content/revenue.html

 オンライン広告の業界団体、米Interactive Advertising Bureau(IAB)は23日、米国における2000年第4四半期と通期のオンライン広告売上を発表した。調査は米大手会計事務所PricewaterhouseCoopersのニューメディア部門が実施した。

 2000年第4四半期の売上高は82億ドルで、前四半期の19億8,600万ドルに比べて9%増加した。第4四半期はクリスマス商戦で広告売上が伸びる時期に当たり、前四半期の6.5%減からは回復したものの、前年同期に比べて伸び率が著しく低下した。米国の景気悪化によってメディア市場全体の広告売上が低迷しており、これを反映したものとなった。

 売上が伸びた要因は、バナー広告への依存度が減少したことにあるとみられる。バナー広告がオンライン広告全体に占める割合は40%で、前四半期の46%から低下した。そのほか、オンライン広告に占める割合は、スポンサー広告が31%、分類広告が10%、求人広告が5%、番組間の隙間広告が5%、電子メール広告が4%、リッチメディアが2%、その他が2%だった。

 なお、通期の売上高は82億ドルで、前年の46億2,000万ドルに比べて77%増となった。前年の伸び率は141%で、通期でも伸び率が鈍化している。

(2001/4/24)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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