【業界動向】

米Netegrity、eビジネスサイトのアクセス管理ソリューションを日本で提供

■URL
http://www.netegrity.com/
http://www.netegrity.co.jp/ (準備中)

左から米CEOのBycoff氏、日本ネッテグリティー代表の菅野氏
 Webサイトのセキュリティ管理ソリューションを提供する米Netegrity社が「日本ネッテグリティー株式会社」を設立し、日本で本格的に事業展開することを発表した。

 同社が提供する「セキュリティ管理ソリューション」とは、eビジネスのWebサイト上で動く多数のビジネス用アプリケーションへのユーザーアクセスを制御し、システムの保護や業務の円滑化を図るものとなる。現在主力である「SiteMinder」という製品では、これまで運用していたハードやソフトはそのままに、サイトのユーザーアクセスの集中的な管理・制御が可能だという。数百万ユーザーの大規模なサイトにも対応でき、現在はAmerican ExpressやE*TRADE、General Electricといった大企業を中心に、すでに300件以上の顧客を獲得している。

 今回、日本市場に向けて、「SiteMinder」を日本語化した「SiteMinder4.6J」を投入して展開を図る。直販は行なわず、東芝情報システムなどの販売パートナー企業からの提供となる。価格はエントリークラスで700万円から。

 Netegrity社のCEOであるBarry Bycoff氏は、日本での展開について「Webビジネス運営で使用するアプリケーションは数が増える一方で、どう効率よく管理するかが大きな課題となる。そのため、この“アプリケーションセキュリティ管理市場”はこれから大きく成長する分野と予測されている。日本は世界で2番目に大きいIT市場を持っており、大きな市場になる」と述べた。

(2001/4/25)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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