【調査結果】

日本のオンラインショッピング市場は2005年に4兆7,000億円規模~ジュピター予測

■URL
http://www.jupiterjapan.co.jp/press/2001_04_26.html

 ジュピターメディアメトリックスの調査部門のジュピターリサーチは、日本のオンラインショッピング市場は2003年から一気に加速し、2005年に4兆7,000億円、オンラインショッピング人口は3,600万人規模に成長するとの予測を発表した。

 調査によると、2001年度の日本のオンラインショッピング市場は8,000億円、ショッピング人口は900万人と推定。一方、米国は2001年に6兆4,000億円、ショッピング人口が6,400万人と推定されている。日本のインターネット人口が米国の約3分の1にもかかわらず、市場規模でみると日本は米国の8分の1程度にすぎないことから、ジュピターリサーチでは、日本のオンラインショッピング市場は極端に小さいということがわかるとしている。また、この原因について日本におけるインフラの不整備が根底にあるとはいえ、「各企業のサイト構築や運営に対する努力不足が市場育成の大きな障害になっている」と指摘している。

 また、今後のオンラインショッピング市場が成長するにつれ、ユーザーの選択肢は一層広がり、選択眼も一段と厳しくなることから、ジュピターリサーチでは、オンラインショッピングに携わる企業に対し、「ナビゲーションとユーザビリティについて検証すべき」と提言、ユーザーにとって快適な環境を創造することがオンラインショッピングサイトの成功の鍵だとしている。また、カスタマー・サービスの重要性についても指摘。ユーザーからの問い合わせの回答率や所要時間を各自算出し、それらについて数値目標をもって取り組むことが必要であると提言している。

(2001/4/26)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp