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■URL
http://www.ifpi.org/press/20010509.html
http://www.iapu.org/（Songbird）
国際レコード製作者連盟(IFPI)は9日、Napsterなどの音楽交換サービス上で著作権付き楽曲を追跡できる検索ツール「Songbird」を一般公開した。これを使って、アーティストやミュージシャン、音楽出版社、レコード会社などが、自身の楽曲をNapster上で数分間で特定し、取り除くための措置を取れるようになる。現在はNapsterのみに対応しているが、将来的には他のP2Pサービスにも対応するよう拡張する計画。
Songbirdは、20歳のインターネット起業家、Travis Hill氏が考案したソフトウェア。同氏の企業Media Enforcerがファイル追跡技術と組み合わせて開発した。IFPIをはじめ、国際レコード著作権協会事務局(BIEM)、著作権協会国際連合(CISAC)、国際音楽者連盟(FIM)など、合わせて10団体の支持を得ている。
Songbirdでは、曲名やアーティスト名を入力すると、Napster上で利用可能な音楽ファイルの詳細が表示される。Napsterのクライアントソフトとは異なり、検索可能な楽曲数に制限はない。また、スペルが異なったアーティスト名にも対応する。
Songbirdを開発したTravis Hill氏は「全ての人は音楽配信の方法について選択する権利を保有しており、その権利は新しい音楽を制作するためにきわめて重要だ。しかしながら、それらの作品を著作権者の許可なく配信するシステムが存在する。我々自身の作品を保護するために、このソフトウェアを開発した」と語っている。
(2001/5/10)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]