【業界動向】

米Akamaiら9社、動的Webページのマークアップ言語「ESI」を推進

■URL
http://www.edge-delivery.org/press51501.html

 アプリケーションサーバーやコンテンツインフラ、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)などの有力企業9社が15日、動的に再構成できるWebページの断片を記述するためのマークアップ言語「Edge Side Includes (ESI)」を推進すると発表した。ESIは4月末、米Akamai Technologiesと米Oracleが提唱したものだ。

 ESIを推進するのは、AkamaiとOracleに加え、米ATG、米BEA Systems、米Circadence、米Digital Island、米IBM、米Interwoven、米Vignetteの合わせて9社。現在、ESIのサイトにドラフト仕様が公開されている。

 ESIは、アプリケーションサーバーやコンテンツインフラ、CDNなどに散らばったコンテンツを管理するための仕組み。現在、「JavaServer Pages (JSP)」や「Active Server Pages (ASP)」などを使ったWebページが増えているが、これらはユーザーの要求に応じて動的に構成されるため、ネットワークや機器でのオーバーヘッドが問題となっている。

 ESIは、コンテンツの断片を動的に構成するためのマークアップ言語を定義することで、このような問題を解消する。これにより、動的なWebページでもキャッシュから再構成することが可能となり、キャッシュされていないか消去された断片のみをWebサイトから配信することでオーバーヘッドを減少できる。

◎関連記事
米Akamaiと米Oracle、動的コンテンツのキャッシング技術開発で提携

(2001/5/16)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp