【新サービス】

日本情報処理開発協会、プライバシーマークの日米相互運用を開始

■URL
http://www.jipdec.or.jp/security/privacy/pdf/BBBsogosyonin.pdf

相互JIPDECマーク

 日本情報処理開発協会(以下JIPDEC)は、米国でオンラインサービス向けの“プライバシーマーク”を発行しているBBB OnLineと提携し、両団体が発行しているプライバシーマークの相互承認制度を開始した。

 プライバシーマークは、オンラインショップなどを運営する企業に対し、個人情報の取り扱いについて一定基準を満たしている場合に発行される制度。5月末現在、236事業者が認定を受けている。また、BBB OnLineは、米国やカナダの消費者を対象にオンラインで業務を行なう事業者が一致の個人情報保護規則を満たす場合にプライバシーシールを付与する制度で、826のWebサイトが取得している。なお、プライバシーマークの適用領域はオンライン・オフラインの区別をつけていないが、BBB OnLineはオンラインのみとしているため、相互承認の領域は、オンライン取引において発生する個人情報の取り扱いに限定している。

 今回の相互承認により、すでに一方の認定を受けている企業は、自動的にもう一方の制度にも認定され、両団体のマークを組み合わせたマークが発行されることになる。つまり、JIPDECが発行する「プライバシーマーク(Pマーク)」の認定を受けた企業は、米国の消費者に対してもBBB OnLine取得事業者と見なされ、個人情報の保護が十分であることを示すことができるようになる。また、日本の消費者にとっては、海外のオンラインショップが信頼できるかどうか判断する材料ともなる。なお、相互マークの付与を受ける場合は、相互マーク使用料として、年間、小規模事業者5,000円、中規模事業者2万5,000円、大規模事業者5万円が必要となる。

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(2001/6/4)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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