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■URL
http://www.sun.com/events/javaone/index.html
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/
米Sun Microsystemsが主催するJava開発者会議「2001 JavaOne Developer Conference」が4日、米国サンフランシスコで開幕した。Sunは今回の会議で、Javaを6年前に市場投入して以来Javaの勢いと成功が続いていることを証明するとともに、関連企業がJavaとXMLを使った新しいWebサービスを構築するための基盤技術を披露するとしている。
今年のJavaOneには350社以上の企業が参加し、Java技術を使った携帯電話やコミュニケーション、スマートカード、アプライアンスといったクライアントソリューションのデモを行なう。また、5日間にわたる開催期間中、500以上の技術セッションが用意されている。
Sunや参加企業がJavaOneで発表する主な内容は以下の通り。 | |
■JavaプラットフォームとXMLをベースにしたWebサービスを開発する技術 |
まずは別個のコンポーネントとして提供し、後にSunや提携企業が統合開発環境の一部として提供する。最終的には、Javaのネイティブ要素として完全に組み込む。 |
■Java 2 Platform Enterprise Edition (J2EE)への業界の取り組み | ATGやBEA、iPlanet E-Commerce Solutionsといった企業がアプリケーションサーバー市場において大規模に導入を進めている。 |
■Java 2 Platform Micro Edition (J2ME)の普及 | Javaを搭載した携帯電話の出荷台数は現在350万台で、2001年末までに2,000万台に達する見込み。 |
■J2EEをベースとしたWebサービス | オープンソースコミュニティ「Java Community Process (JCP)」を通じて、J2EEをベースとしたWebサービス向けのアプリケーションや配信プラットフォームを開発する。 |
■SunやJava関連企業による標準技術のサポート | SunやJava関連企業は、オープンなWebサービスの策定を支援するXMLやUDDI、SOAPといった標準技術をサポートする。 |
ほかには、Javaベースの「XHTML」対応マイクロブラウザーを無線業界に無料提供する計画や、Javaをベースとした分散コンピューティング研究プロジェクト「Project JXTA」に新たなソースコードを提供することを明らかにした。
(2001/6/5)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]