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株式会社有線ブロードネットワークスは5日、無線LAN技術利用した移動体による高速インターネット接続サービスの実証実験を東京都内の一部地域で6月中旬より開始すると発表した。同社はすでに3月よりFTTHブロードバンドインターネットサービスを開始しているが、今回の実証実験により、急速な普及を遂げているワイヤレスインターネット接続分野へも進出することとなる。
同サービスは、ルート株式会社と共同で設立した「モバイルインターネットサービス株式会社」ですでに基本的な技術検証を終えており、今回の実証実験は、商用化の可能性やサービス内容について検討する場との位置付けだ。特徴は、IEEE 802.11bにユーザー認証とハンドオーバー性能を確保する独自技術を追加し、ノートPCやPDAに市販の無線LANカードを挿入すれば、屋外で移動中でも最大11Mbpsでインターネットに接続できる点にある。提供エリアは世田谷区・三軒茶屋など数ヵ所で、実験期間は約6ヶ月を予定している。
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(2001/6/5)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]