【NetWorld+Interop 2001 Tokyoレポート】

NTTコミュニケーションズ、インターネット機能付き“次世代電話”を展示

■URL
http://www.ntt.com/

製品イメージ

 NTTコミュニケーションズ株式会社は、幕張メッセで開催されている「Networld+Interop 2001 TOKYO」においてインターネット機能付きの“次世代電話機”を展示している。来年発売予定で価格は5万円程度を想定。当初は事業者向けに販売を行ない、NTT東西が提供する「Lモード」の利用動向などをみながら一般向けにも販売する予定だ。

 “次世代電話機”は、一見すると「Lモード」端末に似ているが、操作性や機能、ビジネスモデルは「まったく違うもの」(担当者)となっている。端末はカラー画面でタッチパネル方式を採用。主な機能は、「電話・FAX機能」、インターネットや電子メールが利用できる「ネット系機能」、画面上の“Phone to”ボタンを押すだけで電話をかけられるクリックトゥコールなどの「融合系機能」の3つだ。ブラウザーは、Javaに対応しているため、PCと同レベルでWebサイトを閲覧できる。また、本電話機の最大の特徴ともいえるが、NTTコミュニケーション側で端末に対しブラウザーやメーラーの設定、ソフトのバージョンアップなどのメンテナンスを行なう「端末設定サ―ビス」や、事業者から指示された情報を配信する「情報配信サービス」といったネットワークサービスも提供する。さらに、ICカード認証機能や決済機能も備えている。

 同社では、パソコンを利用していない高齢者をターゲットとした事業者やWebによるサービスを行なっている事業者など幅広い分野で活用できるとしている。なお、事業者側に情報配信料を課すため、顧客側の利用料金は無料となる見込みだ。

(2001/6/6)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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