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株式会社伊勢丹は、顧客の声を商品開発に活かすため、インターネットを活用した「お客さま参加型商品開発プロジェクト」を開始する。伊勢丹では、10日までプロジェクト参加者を募集、50名のメンバーを決定する。応募条件は、国内在住女性で伊勢丹Web会員。
これまで伊勢丹では、店頭での接客や販売員を通じて収集する“ウォントスリップ”や、アンケートなどから顧客の声を収集し、商品作りを行なってきた。最近では、ホームページ上で顧客の声を活かし開発した大きいサイズの「筒ゆったりブーツ」が3,000本を売り上げるヒットとなっている。
同プロジェクトは、伊勢丹が設定する商品開発のテーマについて、アイデアや意見、改善提案、商品モニターなどを行ない商品化をしていく仕組みだ。なお、ディスカッションは、同社のホームページの掲示板を用いて、担当者と意見交換をしながら行なう。第一弾は電磁波を遮断するための「ワーキングエプロン」で、新商品は9月の「オンリー・アイキャンペーン」で発表する予定だ。
また、今後も第一弾の成果を検証しながら、顧客の「欲しい商品」の吸い上げや既存商品の精度アップ企画など、顧客の声を聞く体制を整え、商品開発の重要なツールとして位置付けていくという。
(2001/6/8)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]