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カナダのiNoize.comは15日、インターネット上の音楽をストリーミング再生する新しい技術「SmartSource」テクノロジーを発表した。
iNoizeは、P2Pネットワークを利用したMP3ストリーミングサービスを提供している企業。Gnutellaなどと同様のしくみだが、他のユーザーの保有する楽曲データをダウンロードではなくストリームで再生する。ストリームで配信される音楽データは暗号化されており、著作権保護対策が施されている点が特徴だ。
今回発表されたSmartSourceでは、特定の楽曲を再生する要求を受け取ると、さまざまに分散された場所に置いてある楽曲を探しだし、その楽曲を小さく分割して、それぞれの破片をリスナーに対して間断なくストリーミング配信するというもの。リスナーから見ると、あたかも一つのサーバーからストリーミング放送が行なわれているかのように見える。途中で特定の楽曲が置いてある場所との接続が切断されたとしても、SmartSourceでは新たな音源を探し出してストリーミングが途切れないようにする。
(2001/6/18)
[Reported by taiga@scientist.com / okiyama@impress.co.jp]