【新サービス】

ソニー子会社、画像アイコン技術を使ったコミュニケーションサービス開始

■URL
http://www.a-cade.com/

 ソニーの100%子会社・サイバージーンドットコム株式会社は18日、個人のホームページ制作者向けの新コミュニケーションサービス「Q-CLIP」を開始した。利用料は無料。要ユーザー登録。

 「Q-CLIP」は、ヴィジョンアーツ株式会社が開発したネットワークインターフェイス技術「IP3」を活用する。IP3は、JPEG画像アイコンに情報を埋め込むことで、Webページへのアクセスやアプリケーションの起動、ダウンロードなどを指示できる技術だ。ホームぺージ制作者は、テキストやURLなどホームページに関する情報を画像アイコンに埋め込み、そのアイコンをバナーや電子メールで配信する。例えば自作ホームページの各ページへのリンクやお気に入りのサイト情報、毎日一言メッセージの情報などが埋め込める。

 画像は「動物」や「音楽系」などテーマごとに用意されているもののほか、自作の画像も利用できる。なお、画像・文字ともに更新が可能で、サーバーの「Q-CLIP」を更新するだけで、エンドユーザーの「Q-CLIP」も自動更新される仕組みとなっている(自動配信は1日1回)。アイコンおよびそれに添付した情報を制作者側が随時更新することで、自作ホームページへのアクセス率の向上が期待できるという。一方、エンドユーザーは、「IP3」専用ソフト「A-caDe Folder」をダウンロードしておく必要がある。「A-caDe Folder」にアイコンを保存・表示し、右クリックをすると埋め込まれた情報(文字・URL)が表示される。

 サイバージーンドットコムでは、「Q-CLIP」ユーザーのためのコミュニティスペースやランキングコーナー、ユーザー紹介コーナー、ホームページ検索機能などを提供し、ユーザーのホームページのPVアップをバックアップしていくかまえだ。

 なお、7月上旬には株式会社ガイアックスが「Q-CLIP」を推奨サービスとして採用、同社を利用する約90万人の個人ホームページ利用者に提供していく予定だ。

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(2001/6/18)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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