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http://www.basistech.com/Basis/PressRels/google-061901.html
米Basis Technologyは19日、米GoogleがBasis Technologyの開発した中国語、日本語、韓国語の形態要素解析技術をサーチエンジンに組み込んだと発表した。形態要素解析技術とは、それぞれの言語に応じて文法を解析し、文章を分析して特定の単語を認識するための一連の技術だ。
Googleのサーチエンジンはこれまでもこれらアジア圏の言語をサポートしてきたが、これによりこれまで以上にアジア圏の言語をうまくサポートできるようになるものと思われる。また、Googleは同時にBasis Technologyが開発したUnicodeサポートのためのC++ライブラリ「Rosette」をサーチエンジンに組み込んだ。これはUnicodeを実現するためのクロスプラットフォームなC++ライブラリで、これによりGoogleは世界中で使われているさまざまな言語をサーチエンジンで扱うことができるようになる。
最近調査会社Global Reachによる調査によると、中国、日本、韓国のインターネット利用者の数は現在9,900万人いるものの、2003年には2億5,000万人にまで増加するものと考えられている。特に中国語圏の増加は著しく、2005年までにはインターネット利用者数が4倍にまで増加すると見込まれる。
今回のこの技術採用についてGoogleのフェローで副社長でもあるUrs Holzle氏は「Googleは中国、日本、韓国のための最終的なサーチエンジンを作り上げるために必要なアジア言語技術を得るためにBasis Technologyの技術を採用したのだ」とコメントした。
(2001/6/20)
[Reported by taiga@scientist.com]