【業界動向】

ソニーマーケティング、PS2向け映像ストリーム配信システムを公開

■URL
http://www.sony.co.jp/sd/

オリジナルブラウザー

 ソニーマーケティング株式会社は、家庭用ゲーム機「プレイステーション2(PS2)」を利用たコンテンツ配信システムを「ケーブルテレビ2001」に出展した。

 今回出展されたのは、2001年2月から3月にかけて、NTT西日本の光アクセスラインを利用して、一般家庭にエンターテインメント系映像コンテンツ配信する実験の成果について。実験では、4Mbpsの帯域を使い、アニメやスポーツ、音楽などの映像コンテンツをMPEG2形式で配信した。モニターからの反響は、上々だったという。

 会場では、オリジナルのストリーミング映像閲覧ソフトを利用した体験デモが行なわれた。今回は、ADSL回線(1.3Mbps)向けにMPEG4形式の映像コンテンツが配信された。実際に、缶コーヒーのCMがテレビ並みの画質で見ることができた。その上、ゲーム機としての機能を利用して、ユーザーが視点をスムーズに切り替えながら、缶コーヒーの3Dグラフィックを見られるなど、オンラインショッピングに流用できそうなデモもあった。

システム概念図

 PS2を利用したインターネット接続は、So-netが先日発表したように56kモデムを使ったものが記憶に新しい。ソニーマーケティングによると、PS2をSTBとしてブロードバンドに接続するプロジェクトは、総務省の「ネットワーク・エンターテイメント実験推進協議会」における「コンテンツ流通プラットフォームワーキンググループ」の活動の一環であり、具体的な事業化については今のところ予定していないという。

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(2001/6/22)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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