【新サービス】

全国9,000店のコンビニでネット通販商品が受け取り可能に~オムロン新サービス

■URL
http://www.omron.co.jp/

 オムロン株式会社は25日、オンラインショッピングなどで注文した商品をミニストップなどコンビニエンスストア10社の店頭で受け取ることができる「オムロン コンビニ代引きサービスネットワーク」を今夏より開始すると発表した。

 「オムロン コンビニ代引きサービスネットワーク」は、オンラインショップやカタログショッピングなどで購入した商品をユーザーが指定したコンビニの店舗で、決済・受け取りができるサービス。オムロンがWebショップと運送会社、コンビニをネットワークで結び、注文の受け付けから配送、代金回収などを一元管理する。商品の配送は佐川急便へ委託、決済はコンビニ業界が導入している公共料金収納代行システムを利用する。利用できるショップは楽天の全仮想商店舗や千趣会、フジサンケイリビングサービス、八重洲ブックセンター、新星堂など約1万社。

 受け取り拠点として参加するコンビニは、デイリーヤマザキ、ミニストップ、am/pm、ポプラ、コミュニティ・ストア、スリーエフ、SPAR、セーブオン、ヒロマルチェーン、サンクスの10チェーンで、店舗数は全国約9,000店にのぼる。オムロンでは、他のコンビニにも参加を呼び掛けているという。

 これまで、ネット通販では、商品の受け渡しに宅配便を利用することが多かったが、不在時には再配達を待たねばならないなど不便を強いられることも多かったうえ、主要決済手段として用いられているクレジット決済では、セキュリティの問題も課題となっていた。同サービスにより、商品受け取りの選択肢が広がるとともに、商品購入時におけるクレジットナンバーの記入も必要ないため、安全かつ便利なサービスとして注目を集めそうだ。また、「オムロン コンビニ代引きサービスネットワーク」により全国に店舗網を持たないコンビニチェーンでも店頭での決済・商品受け渡しサービスを利用できるという利点もある。

 オムロンでは、同サービスで3年後に100億円の売上を予定している。

(2001/6/25)

[Reported by moriyama@impress.co.jp]


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