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【業界動向】

住商情報システムなど4社、データセンターの相互接続実験

■URL
http://www.netxdc.com/ (SCS)
http://www.are-works.ad.jp/ (アールワークス)

 住商情報システム(SCS)、アールワークス、東京通信ネットワーク(TTNet)、日立製作所の4社は26日、複数のデータセンター間を高速光ファイバーで接続する実験を8月から実施すると発表した。分散するデータセンターを論理的に一つのデータセンターとして運用する技術の実用化を目指す。

 実験では、東京都江東区にあるSCSの東京第1センターと江戸川区にある東京第2センター、豊島区にあるアールワークスのデータセンターをTTNetの光ファイバーで接続。東京第1センター内に設置する日立の大容量ストレージを各データセンターで共有する実験や、相互バックアップによるネットワーク障害時のノンストップ運用実験などを行なう。光ファイバーの容量は、合計で10Gbps程度を確保するという。

 データセンター間の高速相互接続と一体運用技術が確立すれば、比較的中小規模のデータセンターでも、それぞれの得意分野のサービスを連携させることで、大手データセンターに対抗できる総合的なサービスが提供できるようになるほか、設備の共有によりサービスの低価格化も期待できるという。

(2001/6/26)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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