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■URL
http://www.yappatechnology.com/
株式会社ヤッパは、Web3D技術「ヤッパ・テクノロジー」を用いた3DCGの制作販売事業を展開すると発表した。
「ヤッパ・テクノロジー」は、Java環境で動作するWeb3D技術だ。イスラエルのITベンチャー企業・Monfort社が開発した3DCG制作ツール「3D Anywhere」を用い、日本で独占的に展開する形となる。特別なプラグインなしで3D画像を表示でき、数10Kから100K前後の容量で回転・移動・ズームといった動作が可能となる。ヤッパによれば、通常の3DCGだと撮影からファイル制作、サーバー設置などで数十万円の費用が必要になるが、「ヤッパ・テクノロジー」を使えばその15分の1以下で制作・Web公開が可能になるという。
ヤッパが展開する3DCG制作販売事業は、3Dオブジェクト1点あたり2万4,000円から数万円で制作、提供する。発注側は3D化希望の商品やCADデータなどをヤッパ側に渡し、それを3DCGに加工して納品する形となる。完成した3DCGは画像データと再生用Javaアプレットに分かれており、これらのファイルをサーバーに置くだけで、サイト上でWeb3Dを利用できる仕組みだ。
ヤッパでは3DCGをEコマースやバナー広告、HTMLメール、また商品開発といった場面での活用を見込んでいる。またJava環境があれば表示できるため、PC上のWebブラウザーのみにとどまらず、携帯電話やインターネット家電などでの利用も期待できると見る。同社は「インターネットのすべての画像は3年で3Dになる!」をテーマとして、初年度8億円、次年度20億円の売上げを目標としている。
ヤッパ社の3DCGを使ったコーヒーカップのサンプル | 拡大して細かい柄までじっくり見たり | 裏返してメーカー名を確かめたりもできる |
(2001/6/27)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]