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http://www4.gartner.com/5_about/press_room/pr20010702a.html
米調査会社Gartner Groupの調査によると、米国のビジネスパーソンのうち42%が休暇中であっても仕事のメールをチェックし、23%は週末にもメールをチェックするという“メール中毒”とも言えるような実態が浮かび上がってきた。
Gartnerの調査によると、仕事をする平日にはビジネスパーソンのうち53%が1日に6回以上メールチェックを行ない、34%のビジネスパーソンは1日中連続的にメールをチェックしているという。平均して彼らはメールアカウントの管理のために1日平均49分を費やしていた。
こうした現状についてGartnerの上級リサーチアナリストMaurene Caplan Grey氏は「携帯電話、インスタントメッセージ、メールなどをビジネスのために利用する習慣は、我々の生活の中に24時間週7日にわたって忍びこむようになった。インターネットに接続されている休暇中の人はいつでも仕事のために中座できるように警戒している」とコメントした。
しかしGartnerのさらなる調査によると、ビジネスパーソンはここまでメールに注意する必要が必ずしもないことが判明する。調査ではビジネスパーソンは1日平均22通のメールを受け取るが、これらのメールのうち即座に反応することが要求されるものはわずか27%であり、実に34%が同僚からの不必要なメールであることが判明した。Grey氏は「もし企業の幹部が1日22通のメールを受け取らなかったとすると、彼らは実際それを寂しがり、自分が輪の外に置き去りにされたかのように感じ始めるだろう」とコメントし、メール中毒の実態を指摘した。
(2001/7/3)
[Reported by taiga@scientist.com]