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これまでファックスや複写機の事業を中心としてきた松下電送システムが、インターネット関連の通信機器とソリューションの事業を本格的に開始する。1日付けで「IPコミュニケーション事業部」と「ソリューションビジネス開発センター」を創設した。次世代Lモード端末を中核に、インターネット端末製品の開発・提供を推進する。
同社では、国内でのブロードバンドが一気に拡大する2003年には、これまで事業の中心だったG3ファックスの需要が落ちると予測しており、端末事業を大きく変換することにした。
すでに同社では6月にLモード端末を発売しているが、すでに約1万3,000台を出荷。現在Lモード端末を発売しているメーカー3社の中で、瞬間的には66%のシェアを獲得したという。今後はこれを足がかりとしてインターネット端末製品を拡大していく考えだ。Lモード端末のIPv6対応版を来年にも出荷するほか、一般の電話機とインターネットをつなぐIP電話ユニット、今後登場するネット家電とインターネットをルーティングするホームゲートウェイなどを商品展開する。
同社の売上比率におけるファックス/複写機などのビジネスドキュメント分野は2000年度で約70%を占めているが、2005年には新事業のIPコミュニケーション/ソリューション分野を50%にまで伸ばしたいとしている。
(2001/7/4)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]