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■URL
http://www.microsoft.com/presspass/misc/07-05messenger.asp
米Microsoftのインスタントメッセージング(IM)サービス「MSN Messenger」が3日、システム障害が発生し、接続に時間がかかったり、タイムアウトしてしまったり、友達リストが消えるなどの問題が起きている。現在、一部サービスが再開されたものの、完全復旧の見通しは立っていない。
この障害発生に対し、同社MSN部門のRich Bray副社長が6日、「利用者のみなさまには、この障害によってご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません」との声明を発表した。
Bray副社長は、サービスを復旧するための対策の一環として、MSN Messengerサーバーを再起動して復旧する必要があったと説明。サービス停止を引き起こした問題を既に特定しており、1台のデータベースサーバーのディスク制御部分がエラーを起こし、環境設定を異常に低い割合に設定したことが原因だという。このディスク制御部分のバックアップもエラーを起こしたため、完全復旧が長引いたと述べている。
6日時点で、世界におけるMSN Messenger利用者の約3分の2がサービスを利用可能となっている。しかし、まだサービスを利用できない3分の1の利用者については、バックアップデータを復旧する作業を行っている最中だという。また、7日時点では、ほぼ全ての利用者に対してサービスを復旧したが、一部利用者についてはサービス停止の状態が続いている。
同社は可及的速やかに問題を解消してサービスの復旧を目指すとしているが、復旧予定時期は明らかにしていない。それまでは一部利用者はMSN Messengeに接続できないが、友達リストを失っていないことを保証すると述べている。
(2001/7/9)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]