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自分にぴったりの参院選候補者がわかる!? 東工大が実験

■URL
http://vote.soc.titech.ac.jp/

有権者支援エージェントへ  7月末に予定されている参議院議員選挙に向けて、ユニークな試みが登場した。
 東京工業大学社会工学専攻の電子投票研究グループが開始した「インターネット有権者支援エージェント」では、アンケートに回答することで、自分に最も近い考え方を持つ候補者がわかる実験を行なっている。これは新聞報道などから参院選で注目される争点を16点抽出し、これについて参院選の候補者に事前アンケートを実施(9日現在で66.7%、計37人分を回収)。有権者がサイトから争点についてのアンケートに答えると、自分に最も近い回答をした候補者が分かるようになっている。候補者は関東一都六県を対象に、各政党の公認情報や報道などを元にして、立候補予定や連絡先が確認できた人が対象となっている。

 アンケートの設問は、各争点について「はい」「いいえ」「どちらでもない」の選択肢から選ぶメイン部分と、支持政党やITを使った直接選挙についてなどを訊ねる部分とに分かれる。編集部でも何度か試してみたが、争点についての解答が同じなら、他の設問への解答を変更しても同じ候補者が表示される結果となるようだ。

 この実験の狙いは、自然言語処理を用いてマスメディアからの記事から選挙政策・争点を抽出し、その妥当性について検証することにある。さらにインターネットを利用した政治参加行動の一般化を受けて、有権者の判断を支援するエージェントソフトの作成も狙いとしている。今後はインターネット上の掲示板などの議論を分析することで、より現実的な争点の抽出・評価への研究を進めていくという。

(2001/7/9)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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