【ラーニング】

NTT-X、英Question Mark社と提携し“Eテスト”事業を開始

■URL
http://www.nttx.co.jp/data/0107/01071001.html (リリース)
http://e-cube.ne.jp/ (イーキューブ)
http://www.questionmark.com/ (Question Mark Computing)

 株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(以下NTT-X)は、英国企業のQuestion Mark Computing社(以下QMC)と提携し、QMCのテスティングソフト「Perception」の日本市場向けの展開を開始すると発表した。
 NTT-Xは企業向けのEラーニング事業「イーキューブ・ラーニング」を展開しており、現在では150社・4万人以上に利用されている。QMCは、テスティング・ソフトウェア(試験用ソフト)の開発・販売では世界一のシェアをもつ企業で、世界50カ国以上の企業・政府・大学などに導入されている。イーキューブではこれまでウェブベースドトレーニング(WBT)による学習事業がメインだったが、QM社との提携により、インターネットやイントラネットを利用したテストである“Eテスト”分野に事業を拡大する形だ。

 QMCの「Perception」は、Eテスト用の問題作成からテストの実施、結果分析までを一元管理できるテスティングソフト。テスト問題作成者用ツールとテスト管理者用のツールに大きく分かれており、テスト受験者はWebブラウザーから受験できる。問題はウィザードで簡単に作成でき、Eラーニングでの問題となりがちだった教材作成の負担を減らすことができる。テストの実施や採点、結果管理などもWebブラウザーから行なえ、受験者の能力把握や学習成果測定が容易な点が特徴だ。

 NTT-Xでは「Perception」をローカライズし、企業や学校などに向けた展開を図る。企業や団体のイントラネットへの導入の場合、価格は60~400万円(受講者数などによって変動)。また8月からASPでの提供も開始する予定で、こちらは価格未定となっている。NTT-XのもつWBTシステム「Xcalat」と連携した販売も行なっていく予定だ。NTT-Xでは今回の事業で平成14年度末までに5億円の売上げを目標としている。またすでにデルコンピュータが、同社のテクニカルサポート部門のトレーニングの一環として、Perceptionの採用を決定している。

説明デモより、Perceptionの構成 イントラネット向けとASPの2形態で提供

(2001/7/10)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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