【ラーニング】

NTT-EIと四谷大塚、児童向け英語教育事業「よっくん英語」を10月より開始

■URL
http://www.nttei.co.jp/ (NTT-EI)
http://www.yotsuya-otsuka.co.jp/ (四谷大塚)
http://www.englishexchange.com/ (English Exchange)

左からEnglish ExchangeのCarter Keltner副社長、NTT-EIの池尻稔社長、四谷大塚の藤田邦男取締役
 中学受験教育で知られる株式会社四谷大塚と、エヌ・ティ・ティ・エデュケーショナルイニシアティブ株式会社(以下NTT-EI)は、10月からインターネットと連動した児童向けの英語教育事業「よっくん英語」を開始すると発表した。8月1日から入会受け付けを開始し、初年度1万人の会員獲得と、6億円の売上げを目指す。

 NTT-EIは今年3月に設立されたNTTのグループ企業で、K-12(幼稚園児から高校3年生)を対象に、インターネットを用いた学習環境を提供する。10月から開始する「よっくん英語」は、5歳から12歳までの児童が、インターネットを通じて楽しみながら英語力を身につけることを狙って開発された。米English Exchange社によるWebを利用した英語学習教材「Natural English Curriculum」をベースにしたもので、CD-ROMと書籍教材、インターネットなどを併用して学習する形だ。

教材のデモ。カーレース形式で、発音された単語を正しくクリックできるとスピードが上がる
 教材の内容は、英語の歌や詩、ゲームなどで単語や発音、会話を学ぶ「マルチメディア・コース教材」、単語や文法の能力を高めるオフライン使用の「ワークブック」、学習状況をチェックする「学習軌跡ツール」、他の英語学習者とコミュニケーションできる「グローバル・ピア・エクスチェンジ」の4要素で構成されている。音声や画像などは基本的にCD-ROMに収録されており、データの軽い学習記録のみをインターネットでやりとりすることでスムーズな学習ができる。また自分の記録が日本・世界でどれくらいの位置にあるかといったランキング的な要素も楽しめるのが特徴だ。

 特に「グローバル・ピア・エクスチェンジ」は、Q&A形式で世界の英語学習者のなかから自分と年齢の同じ人などをマッチングさせたり、アイコンを押していくだけで画像付きの電子メールが簡単に遅れるなど、インターネットに不慣れな子供でも楽しめる工夫がなされている。また学習の進み具合に合わせて、宇宙船で冒険を楽しむボーナスコンテンツ「よっくんアドベンチャー」が遊べるようになり、子供の学習意欲向上を狙う。

 「よっくん英語」は全12レベルで構成され、1レベル(コース)の料金が1万円(消費税・今日材費は別途)。各コースが半年での習得を目安にしており、全コースを習得すると、アメリカの4歳児のスピーキング能力と8歳児のリスニング能力、また約1,500の英単語が、それぞれ習得できるとしている。

(2001/7/16)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]


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