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http://www.expedia.com/daily/service/press/releases/usanetworks.asp
メディア大手の米USA Networksは16日、オンライン旅行会社の大手米Expediaの全発行済み株式の75%にあたる3,750万株を買収しすることで合意したと発表した。Expediaの親会社である米MicrosoftはExpediaの株式3,370万株とワラントを移譲することで合意している。
また、USA Networksはオンライン旅行会社の米National Leisure Group(NLG)を買収することでも合意。さらに、旅行関連商品を提供するCATV番組「USA Travel Channel」を開始する計画も明らかにしている。これらの手続きが完了すれば、USA Networksは旅行関連商品の売上高が年間約40億ドルの、オンライン旅行業界の新リーダーになるとしている。
ExpediaとNLGの買収により、米国におけるインターネットやTVを通じた旅行関連商品販売のシェアが2001年には5%から9%に拡大する見込み。今後1年間で10億分の顧客コール、8,300万件の注文、4,000万点の商品配送を見込んでいるという。
ExpediaとNLGの買収計画について、USA NetworksのBarry Diller会長兼CEOは「我々は、双方向形式で商品やサービスを提供するためには、旅行サービスが中核のビルディングブロックになると確信している。今回の発表は、Expediaとその経営陣を事業活動の中心とするものだ」と説明している。
米国では6月始め、大手航空会社5社が設立したンライン旅行会社のOrbitzが営業を開始している。同社には、同業の米Travelocityや米Expediaから一部の顧客が移行するなど、競争が厳しくなっている。このような競争激化から、MicrosoftはExpediaを売却することにしたようだ。
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(2001/7/17)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]